現在地 うぃあ津軽衆TOP津軽言語学津軽弁辞典【ら】【わ】

津軽言語学

津軽弁辞典

らんきたがり(乱気集り)【lankitagali’】
興奮して発狂する人。【派】らんきたがる(動)。
らんきたがる(乱気集る)【lanki’tagalu】
<自・五段>興奮して発狂する。【派】らんきたがり(名)。

ろぉ【lo’:】
口語あきれて、「それみろ」、「あれまぁ」。【例】そったらに・食って・ろぉ=そんなに・食べて・あれまぁ。
ろが(廊下)【lo’ga】
廊下。【例】ろが・はっければ・まねよ=廊下を・走っては・いけませんよ。

わぁ(吾)【wa’(:)】
(一人称単数)私、僕。【複】わぁんど、わんだい、わぁだぢ。【同】おら。
わぁだぢ(吾達)【wa(:)da’zi】
(一人称複数)私たち、僕たち。【単】わぁ。【同】わんだい、わぁんど。
わぁんど(吾等)【wa’(:)ndo】
(一人称複数)私たち、僕たち。【単】わぁ。【同】わんだい、わぁだぢ。
わがねぇ【waga(n)ne’(:)】
口語①わからない。②かもしれない。(=~がもさねぇ)【例】あめ・ふるがも・わがんねぇ=雨が・降るかも・しれない。【参】南部弁では「駄目だ」を意味する。
わげもの(若げ者)【wagemo’no】
若い人。【対】としょり。
わたわたど【watawatado’】
一心不乱で動作にスピードがある様子。【例】わたわたど・あさいで・行った=急いで・歩いて・行った。
わっつど【wa’ttsudo】
思い切り、ガツンと。
わへる(忘へる)【wahelu’】
<自・下一>忘れる。【例】わへりゃ・まい・ど・おもって=忘れては・いけない・と・思って。
わや【waya’】
だいぶ、すごく。(青森以北で用いられる)。【派】わやだ(形動)=随分な。【同】たげ。※強調時は「わ」に力を込める。
わやだ【wayada’】
形動だいぶ、随分な。(青森以北で用いられる)。【派】わや(副)=すごく。【同】たげだ。
わらし(童)【walashi’】
子供。【複】わらはんど[walaha'(n)do]。
わんか(僅か)【wa’nka】
少し、わずか。「わんつか」の省略形。
わんじゃっと【wa(n)ja’(:)tto】
故意に、わざと。【例】わんじゃっと・だねぇ=わざと・だよ。
わんじゃわんじゃ【waja’wa(n)ja】
わざわざ・【例】わんじゃわんじゃ・そ・さね・しても=わざわざ・そう・しなく・ても。
わんだい【wanda’i】
(一人称複数)私たち、僕たち。【単】わぁ。【同】わぁんど、わぁだぢ。
わんつか(僅か)【wa’(:)ntsuka】
少し、わずか。【同】わんか。【例】まま、わんつかでいいはんで=ご飯は、少しでいいから。

んだ【nda’】
口語そうです。(疑問形で)そうですか?
んだっきゃ【nda’kkya】
口語そうだよね。
んだんず【nda’nzu】
口語そうなのよ。(疑問形で)そうなのですか?
んだがも【nda’gamo】
口語そうなのかも。【例】んだがも・さねぇ・よ=そうなのかも・しれない・よ。
んだっちゃぁ【nda’ccha:】
口語そうだと言っていた。そうらしいよ。
んだばって【nda’batte】
口語それはそうだけれど。しかし。
んだはんで【nda’hande】
口語そうだから。だから。【例】んだはんで、しゃべった・っきゃぁ=だから、言った・じゃないか。
んだびょん【nda’byon】
口語そうだろうよ。【同】んだびょんせぇ。【例】んだびょん、んだびょん=そうだね、そうだね。
んだんず【n(:)da’nzu】
口語そうなのよ。
んだんずな【nda’nzuna】
口語そうなのかい?
んでねぇ【nde’ne(:)】
口語そうではない、違う!。